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特定技能外国人の平均年収はいくら?特定技能外国人の賃金相場を把握しましょう!

人手不足の解消を目的として、2019年から政府は「特定技能外国人」という制度が導入されました。特定技能外国人は、特定の技能や専門知識を持つ外国人労働者を指し、日本国内で働くことができます。

特定技能外国人が日本で働く際に気になるのが、その賃金水準です。特定技能外国人を採用するにあたり、企業は彼らに適切な報酬を提供することが重要です。特定技能外国人にとって適切な賃金の金額は一体いくらでしょうか?

前回の記事【2023年最新賃金状況に基づく特定技能外国人材の賃金の決め方をご提案!テンプレート付きであり!】で特定技能外国人における賃金制度の作成プロセスをご紹介しましたが、「賃金情報の調査を実施」ということは作成の第一歩です。また特定技能外国人も日本人と同様に最低賃金法に適用されます。

本記事では、厚生労働省から公表された「令和4年賃金構造基本統計調査」の結果および「最低賃金」の状況から特定技能外国人の賃金相場をご説明し、特定技能外国人の賃金設定にお役に立てれば幸いです。

令和4年度地域別最低賃金状況

下記特定技能在留人数前10位の都道府県の最低賃金状況をまとめます。

都道府県名 最低賃金時間額(円)
愛知県 986
茨城県 911
埼玉県 987
千葉県 984
神奈川県 1071
東京 1072
北海道 920
福岡県 900
広島県 930
兵庫県 960
全国加重平均額 961

地域別最低賃金の全国一覧からMUSUBEE作成

すべての地域の最低賃金の情報はこちら>>>>>地域別最低賃金の全国一覧

令和4年度都道府県別の平均賃金実態

下記特定技能在留人数前10位の都道府県の平均賃金実態をまとめます。

都道府県名 都道府県別賃金(千円)
愛知県 305.2
茨城県 305.2
埼玉県 305.2
千葉県 309.0
神奈川県 335.6
東京 375.5
北海道 267.7
福岡県 296.5
広島県 296.1
兵庫県 312.3
全国計 311.8

都道府県別賃金からMUSUBEE作成

すべての都道府県別にみた賃金はこちら>>>>>都道府県別賃金

令和4年度学歴別の平均賃金実態

下記学歴別の平均賃金実態をまとめます。

年齢階級 賃金(千円)
高校 273.8
専門学校 294.2
高専・短大 292.5
大学 362.8
大学院 464.2

学歴、性、年齢階級別賃金及からMUSUBEE作成

学歴、性、年齢階級別賃金の情報はこちら>>>>>学歴、性、年齢階級別賃金

令和4年度在留資格別の平均賃金実態

下記在留資格別の平均賃金実態をまとめます。

在留資格別 賃金(千円)
専門的・技術的分野(特定技能を除く) 299.6
特定技能 205.7
身分に基づくもの 280.7
技能実習 177.8
その他(特定活動及び留学以外の資格外活動) 220.9
外国人労働者計 248.4

外国人労働者の在留資格区分別賃金からMUSUBEE作成

まとめ

特定技能外国人の採用にあたっては、公正な評価と適切な報酬体系を構築することが重要です。特定技能外国人に対して適正な報酬を提供することで、彼らのモチベーションや働きやすさを向上させ、長期的な雇用関係を築くことができます。また、賃金水準だけでなく、福利厚生やキャリアパスの提供など、総合的な働きやすさを追求することも重要です。

特定技能外国人の賃金を決める前に、地域の最低賃金や特定技能全体の平均年収の調査を行うことをお勧めです。特定技能外国人の平均年収や賃金相場を把握することは、採用戦略の立案や適切な報酬体系の構築にも重要な役割を果たします。


MUSUBEE編集部

特定技能の外国人採用を考える企業にとってお役立ち情報を提供します。

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