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出入国在留管理庁 とは?

出入国在留管理庁とはいったいどのような気候であるのか、ご存じでしょうか。もしかしたらまったく聞いたことがない、という人もいるかもしれません。また、以前の名称であれば知っている、という人もいるでしょう。しかし以前の機構との明確な違いを聞かれて、戸惑うことはありませんか。今回は出入国在留管理庁について、詳しく解説していきます。

出入国在留管理庁とは

出入国在留管理庁とは、出入国に関する管理行政を行うための機構です。法務省の外局であり、支局や出張所なども合わせると全部で78もあります。この組織が日本へ入国する外国人をしっかり管理し、日本の安心や安全のために不法滞在や不正入国などを防ぐ役目を担っています。

出入国在留管理庁があることで、労働力不足が深刻化する日本で年々増え続ける外国人を管理することができています。特に特定技能制度が整備されてからより増える外国人の管理だけでなく、外国人に関する各種手続きなども行っています。

出入国在留管理庁の役割を知ろう

出入国在留管理庁の役割とは、どのようなものなのでしょうか。実は出入国在留管理庁の仕事は、ただ出国や入国に目を光らせているだけではありません。中長期日本に滞在する人や、特別永住者の管理をしています。また外国人の人材を受け入れることや、難民認定などといった外国人に関する行政を担当しています。

出入国在留管理庁の担当業務

日本を訪れる外国人が増え続ける中で、厳格な出入国管理を行うことや技能・専門性を持た外国人をどこの分野にどのように配属させるのかを判断することです。そのほかにも外国人が日本で生活するうえで必要な措置をすること、受け入れ対象分野の継続的な把握、問題があれば停止処置なども出入国管理庁の業務です。

出入国在留管理庁は最近できた

出入国在留管理庁は、近年創設されたばかりの機関です。もともとは別の組織であり、名称だけでなく業務内容も多少違っていました。元はもう少し小規模であり、入国管理局と呼ばれる組織だったのを、増え続ける外国人の管理がしっかりと厳正にできるように奥率した組織へと作り変えました。前身である入国管理局と比べて何が変わったのか、そもそもなぜここまで大規模な組織が創設されたのかを詳しく見ていきましょう。

以前はどんな機関だったのか

現在出入国在留管理庁と呼ばれる機関は、以前は入国管理局と呼ばれる機関でした。それまでも来日する外国人の出入国の管理は行っていましたが、組織の規模はそこまで大きくはなかったためにだんだんと追い付かなくなって行ったのが新しい組織を創設した大きな理由といえるでしょう。近年増え続ける外国人の出入国に関して厳正に管理するために、2019年4月に新しく創設されました。そのほかにも外国人に関する手続きや相談の受付など、さまざまな業務を担当することとなりました。

入国管理局とは

入国管理局とはもともと法務省の内部部局であり、外国人の出入国の管理を請け負っていました。しかしあくまで内部部局であったために、増大し続ける来日外国人に対応しきれなくなりました。

何が変わったのか

入国管理局と出入国在留管局庁では、名称以外に何が変わったのでしょうか。実はさまざまな面が変わっているので、その違いを一つずつ見ていきましょう。まずは外局であるか内局であるかの違いがあります。もともと入国管理局だったころはあくまでも内部部局であったために、職員の数も多くはなくあくまで下部組織となっていました。内局では独立性はありません。

しかし新しく創設された出入国在留管理庁は、外局です。外局は内局とは違い独立性の強い組織であり、組織図の上ではあくまで庁の下になりますが、その業務内容は特殊であり専門性があるために省や府とも同等程度の地位であるともされています。内局であるか外局であるかは大きな違いです。

また組織図にも大きな違いがあります。出入国在留管理局は独立性のある組織なので、トップである長官や次長などの役職、そのほかにも審議官が存在します。入国管理局ではあくまで内部組織であったためトップの局長と法務省や、連携した官房審議官などの役職が存在していました。

組織図は役職の違いだけでなく、内部組織の違いも大きいです。出入国在留管理庁には、総務課や思索家などいくつもの科に分かれていて、それぞれトップとなる長がいます。さらにその下に外国人施策推進室などがあるように細かく分かれていて、職員の人数もかなり多いです。一方で入国管理局時代には長のいない部署も多くあり、組織自体がそこまで大きな規模ではありませんでした。

新設された理由とは

日本の労働力不足が深刻化するなか、外国から労働力となりえる人手を確保するために特定技能制度などが整備されました。それに伴い、多くの外国人が日本を訪れるようになり入国管理局では手が回らなくなってしまったために、規模が大きく独立性を持たせた組織を創設することとなりました。

出入国在留管理庁は、適切に日本を訪れる外国人を管理し円滑なスつ入国審査をするのが仕事です。また必要があればどの分野に外国人材を振り分けるのかの判断や、外国人が日本人とトラブルを起こすことなく上手に暮らしていけるためのサポートをしてくれます。特に特定技能外国人の在留管理や、悪質な受け入れ機関に対する注意や指導・勧告、受け入れ分野の定期的な把握や、必要があれば停止措置なども取ることができる組織です。

特定技能に関するページリンク

出入国在留管理庁のホームページに載せられている、外国人生活支援ポータルサイトと外国人在留支援センターへのページリンクを掲載しておくので、何か気になることがあればぜひ見てみてください。

http://www.moj.go.jp/isa/support/portal/index.html

http://www.moj.go.jp/isa/support/fresc/fresc01.html

また、下記ページリンクには特定技能制度について載っています。これから特定技能制度を利用したい、制度のことを詳しく知りたいという人はぜひ見てみてください。

http://www.moj.go.jp/isa/policies/ssw/nyuukokukanri01_00127.html

相談の際の連絡先

出入国や各種手続きについては、なかなか煩雑なものも多く提出しなければならない書類も多いです。そのためによくわからない、誰かに相談したいと考えることもあるでしょう。そんなときの相談先をご紹介します。

インフォメーションセンター

出入国在留管理庁に関して、困ったことがあってもどこに相談していいのかわからないという人もいるかもしれません。特に入国の手続きや在留手続きは煩雑で、初めて手続きをするという人には、少々難しいこともあるかもしれません。そんな時には、「外国人在留総合インフォメーションセンター」に相談してみてください。各地方出入国在留管理局や支局に窓口が設けられていて、電話や訪問での相談を受け付けています。

もちろん日本人からだけでなく外国人からの相談や問い合わせがあっても受けることができるように、英語やスペイン語、中国語に韓国語など複数の外国語での対応もしています。困ったことがあったらぜひ、下記リンクを開いて電話で相談をしてみてください。

http://www.moj.go.jp/isa/consultation/center/index.html

情報受付

不法滞在・偽装滞在を見つけたら、どこへ相談すればいいのでしょうか。実はきちんと相談できる窓口があります。それが出入国在留管理庁にあります。安心安全のために作られた情報窓口であるため、情報提供者の個人情報が外部に漏れることはありません。不安を感じたら、まずは一度下記リンクを開いて相談してみてください。

http://www.moj.go.jp/isa/consultation/report/index.html

まとめ

出入国在留管理庁は新しく創設された部署であるだけに、聞いたことはあるけど詳しいことはわからないという人も多くいるのではないでしょうか。また、入国管理局と出入国在留管理庁の違いがよくわからにという人も多くいるかもしれません。この記事を活用して、特定技能外国人を雇用する際に困ったことがあった、一度相談窓口に問い合わせてみるのもいいでしょう。深刻な労働力不足解決のために増え続ける外国人労働者とうまく共生するためにも、出入国の厳正な管理が大切になります。



MUSUBEE編集部

特定技能の外国人採用を考える企業にとってお役立ち情報を提供します。

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