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【採用決定者インタビュー#3】技能実習と留学時代のアルバイト経験を生かして外食業働く、チャンさんにインタビュー!!

今回の採用決定者インタビューは、ラーメンのお店に就職したチャンさんです。

5年前に日本に来て技能実習の制度を利用し3年間働き、その後ベトナムに戻り2年間日本語を勉強した末に、2020年の4月から特定技能ビザを取得して日本で働いています。

「どうして日本で働くことを決めたのか」や「これからやりたいこと」をインタビューしてきました。


■プロフィール

名前 NGUYEN THI TRANG
チャンさん
出身国 ベトナム
年齢 26歳
日本語レベル N3
来日 2017年7月
アルバイト経験 居酒屋、レストランでキッチン・ホールを経験
好きなこと 家族と一緒に旅行すること
採用企業 有限会社磯太郎フーズ 丸源ラーメン 戸田店




日本で働きたいと思ったのは、日本の桜や富士山を好きになったから

*既に在留資格「特定技能」を取得し、店舗にて働き始めているチャンさん




--日本で働こうと思ったきっかけを教えてください。

日本の桜や富士山を見て、日本に行きたいと思いました。日本のアニメを見たり、テレビの写真を見て、好きになりました。

ベトナムでは日本のアニメをテレビでやることは多いです。ベトナムの人で日本に興味を持つきっかけは、人によりますが、私の友達はYouTubeなどで興味を持つ人が多いです。




--日本語の勉強はいつから始めましたか?

5ヶ月くらい、ベトナムの日本語学校で勉強しました。

初めて日本に来たのは5年前です。技能実習のビザで日本に来ました。その時は、水産の会社で3年間働きました。カニを切ったり、包装をしたり、いろいろな仕事をしました。


■技能実習 とは?
技能実習は、外国人の国際貢献の観点から技能習得・技術移転を目的として外国人の受入れができる制度です。正式名称を「外国人技能実習制度」と言います。そのため、就労ビザとしてではなく、発途上地域等の経済発展を担う「人づくり」に寄与するという、国際協力の推進のための制度として機能しています。

参考記事:特定技能ビザと技能実習の違いとは?




--初めて日本に来た時から、会社で働きだしたんですね!すごい!

ありがとうございます。水産の会社では日本語を使って働きました。会社の中でベトナム語は使えないですから、はじめは大変でした。でも、一緒に働く日本人は優しくて色々なことを教えてくれたから、少しずつ覚えました。

3年間日本で働いて、一度ベトナムに帰りました。でも3年間働いて、もっともっと日本を好きになりました。また日本に戻りたかったです。

なので、日本には留学のビザで戻りました。留学生の時は、2年間、日本語学校で勉強しました。ほとんどの授業は日本語です。たくさん日本語を勉強しました。

日本語の授業以外でも、先生たちはいろんなことを教えてくれました。仕事をすることも教えてくれました。

2020年4月に卒業して、今の会社は4月から働いています。


今の会社は、社長が外国人に対して理解がある人と分かったので働きたいと思いました

--どうしてこの会社に就職を決めたんですか?

特定技能の会社は他の会社も受けました。どの会社にするか迷った時に、これまで日本に5年間住み、働いた経験を思い出しました。一番大切なことは、会社の社長が、外国人にどんな考えを持っているかだと思いました。これは、私たちにとって、とても大切です。

今の会社の社長は、面接した時に、働くサポートをしてくれる人だと思いました。社長がとても優しい人です、それでこの会社に決めました。

--なるほど、私も社長の千葉様にもインタビューをさせていただきましたが、日本人と外国人の間には、文化や考え方の「違い」が前提として存在しており、その違いを理解するためにはどうすればいいか? そのためにできるサポートはどんなことがあるか?など自ら積極的に取り組まれている姿が印象的でした。



■有限会社磯太郎フーズ 千葉様インタビューはこちら




実際に、働いてみて、いつも私たちのことを気にかけてくださいます。働いているときのサポートも、働いていないときの(普段の生活の)サポートも優しくしてくれます。

--採用面接で、会社側が外国人求職者にどれくらい日本を理解しているか確認するように、チャンさんも働く会社がどれぐらい外国人を受け入れる環境が整っているかを重視していたのですね。企業から歩み寄る姿勢も大事だなと思いました。


--MUSUBEEのサポートはいかがでしたか?

(MUSUBEEの担当者の)陳さんは優しくて、仕事探しを手伝ってくれました。

まずは会社(の求人)を教えてくれました。

それから、面接をする時のことを、優しく教えてくれました。どんな質問をするかとか、答えることを考えました。面接に行くときも、場所を事前に調べてくれたりしました。住んでいた場所と、面接の場所が遠かったので、助かりました。面接が終わった後は、心配して、メッセージを送ってくれました。私は安心できましたし、嬉しかったです。


--履歴書についてのサポートもありましたか?

履歴書を書くときも、陳さんが教えてくれました。日本語学校の先生も教えてくれたので、履歴書を書くことができました。


--チャンさんは既に特定技能ビザで働きだしていますが、今はどんな仕事を担当していますか?

私はホールの仕事をしています。留学生のときにレストランでアルバイトとして働いたことがあり、ホールの経験がありました。違う仕事もありますが、同じホールの仕事なので、早く今の仕事に慣れることができたと思います。

これまでと違うことは、お客さんが注文するとき、前のアルバイトでは注文は紙でしたが、今はハンディです。

同じことは、例えば、先輩が仕事を教えてくれる時に、分からないことがあった質問します。分からないことがあったら、自分で勝手に判断しないで、ちゃんと聞くことが大事だと思います。アルバイトで学んだことを生かして、今の仕事を改善することができます。



--仕事を始める時に大変だったことはありますか?

最初の大変なことは、一人暮らしをすることです。会社に就職したので、引っ越しをしました。留学生で学校に通っていた時は、友達と住んでましたので、一人暮らしを始めることが心配でした。

他には、仕事ができるかどうかです。仕事は大変だと思うので、自分ができるか心配でした。いろいろ(不安で)考えていました。会社の人が厳しいか、優しいか、どんな人が働いているかが心配でした。




--チャンさんの将来の夢を教えてください。

ベトナムに帰ったら、結婚して、自分のお店を持ちたいです。私は美容のことが好きなので、美容のお店がいいなと思います。そのために、今の会社でお客さんに接客することを学んで、気配りを身につけたいです。


日本で働きたい人は、日本語を話せるようになることが一番重要

--これから特定技能ビザで働きたい人に、何かアドバイスはありますか?

まずは、日本語を話せるようになることが大切だと思います。

仕事をする時は、真面目に仕事をする必要があります。他の人から教えてもらうだけじゃなくて、他の人が仕事をしているのを見て、勉強することが大事です。そうすると、だんだん仕事ができるようになります。

もし、レストランで働くなら、お客さんに話すときは、自分が間違っているかどうかじゃなくて、まずは「すみません」と言って、その後に説明することが大事です。


--ありがとうございます、これからも頑張ってください!

 


編集後記

今回は、既に特定技能ビザで働いているチャンさんにインタビューを実施しました。

チャンさんは、企業選びで重視したポイントとして「働く環境が、どれぐらい外国人を受け入れる体制であるか」を挙げておりました。頭では日本人と外国人では考え方や文化が違うと分かっていても、実際にそれを行動で相手に示すことはより難しいことだと感じます。

受入企業が外国人採用に向けて準備できることは、組織的なサポート体制を構築することや、十分なサポート体制を実現するために、事前に特定技能ビザの制度や仕組を理解しておくことではないかと感じました。選考の際に、普段の取り組みがにじみ出る形で、求職者に伝わればベストなのではないでしょうか。

また、MUSUBEEでは実際の採用事例を今後もお伝えして参ります。特定技能ビザでの外国人採用に向けた準備のヒントになれば幸いです。





MUSUBEE編集部

特定技能の外国人採用を考える企業にとってお役立ち情報を提供します。

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